「金持ち父さん貧乏父さん」を読めばお金持ちになれる?

知り合いがこの本をやたらと勧めてくるが、何か怪しい気がする。

 

日本では2000年に発売された『金持ち父さん貧乏父さん』は、51ヶ国語に翻訳された大ベストセラーだ。

シリーズは全26作にもおよび、累計発行部数は全世界で2600万部以上。5作の改訂版が出版されている。

発売されて既に17年も過ぎた今も尚、根強い人気があり、Amazonのランキング上位の常連であるが、ネットワークビジネスのバイブルとして悪用されている、という噂がある。

 

ここでは、『金持ち父さん貧乏父さん』の内容を要約し、著者のロバート・キヨサキ氏が本当に伝えたかったことを解説していく。

この本の趣旨を理解して、ネットワークビジネスの勧誘被害に遭わないようにしてほしい。

 

金持ち父さん貧乏父さんの著者であるロバート・キヨサキ氏とは?

『金持ち父さん貧乏父さん』の著者であるロバート・キヨサキ氏は、ハワイで生まれ育った日系4世のアメリカ人だ。

ハイスクールを卒業後はニューヨークで教育を受け、その後海兵隊に入隊。軍用ヘリのパイロットとしてベトナム戦争に出征している。

帰還後は一般会社に入社するが、1977年に会社を設立。ナイロンとベルクロを使用したサーファー用財布が爆発的に売れ、億万長者の仲間入りを果たした。

その後もビジネスと投資について教える教育企業や、キャッシュフローゲームを販売する会社など、いくつもの会社を設立している。

 

47歳でセミリタイアした後も、不動産投資やベンチャー企業への投資で資産を増やし続けている傍ら、『金持ち父さん貧乏父さん』を初め、『キャッシュフロークワドランド』、『金持ち父さんの起業する前に読む本』、『若くして豊かに引退する方法』、『お金がお金を生む仕組みの作り方』など全26作を執筆している。

著書の中では、金持ち父さんは友人の父親、貧乏父さんは自分の父親として描いているが、あれらは実在の人物ではない。彼の父はハワイ州の教育長であった。

 

金持ち父さん貧乏父さんの内容を要約すると?

『金持ち父さんと貧乏父さん』には、どのような内容が書かれているのだろうか。

金持ち父さんと貧乏父さんの二人に共通しているのは、「教育」をとても大切にしているという点だ。

しかしその教育の中身は全く正反対であり、二つを対比させながら“お金”についてどのようなスタンスを取るべきか、読者に訴えていく。

 

金持ち父さんの教えによると、世の中の社会人は“クワドランド”(四角を四等分したもの)に属していることになる。

「従業員」「自営業者」「ビジネスオーナー」「投資家」の4つに区切られ、それぞれ“収入源”によって分類される。

従業員(E:Employee) ビジネスオーナー(B:Business-owner)
既存の組織内で、システム化された給与体系によって収入を得ている

サラリーマン・パート・アルバイト

お金を生み出す“仕組み”を持ち、自分が何もしなくても収入が入ってくる

企業での会長職、賃貸マンションの家主、著作権や特許を持った人など

自営業者(S:Self-employee) 投資家(I:Investor)
独立し自分で収入を得る

経費・人件費・税金等を差し引いた純利益が全て自分の収入になる

資産を使って資産を増やす

株式・FX・不動産投資

レバレッジを使用するためリスク管理が必須となる

 

多くの人が「従業員」や「自営業者」に分類されているが、この2つのカテゴリーは労働集約型であり、いつまでも働き続けなければならない。

 

貧乏父さんは、このカテゴリーの中でどのように出世して収入を多く得るかを息子に説いた。

金持ち父さんは、このカテゴリーから脱出することを目指すよう息子に説いたのである。

 

もしあなたが“経済的な自由”、“精神的な自由”、“肉体的な自由”を手に入れたければ、「ビジネスオーナー」か「投資家」を目指さなければならない。そのためにはどうしたら良いのか。

 

まず、しっかりとしたビジネスを構築する必要がある。そして洗練された投資家になること。

ただし、お金を溜めこむだけではダメだ。お金を世の中に還元することで“正のスパイラル”が生じ、巡り巡ってまた自分の元に還ってくる。

『金持ち父さん貧乏父さん』は上記の内容を、手を変え品を変えシリーズの中で力説しているのである。

 

金持ち父さん貧乏父さんの概要とは?

 

金持ち父さんは、「豊かな人生を過ごすにはお金が大切である」という前提のもと、どのようにお金を稼げば良いのかを指南していくのだが、そこには“6つの教え”がある。

この6つの教えには、お金の稼ぎ方だけでなく人生の過ごし方について、キヨサキ氏の主張が込められている。一つ一つ見ていこう。

金持ちはお金のために働かない

金持ち父さんは、「中流以下の人間はお金のために働くが、金持ちは自分のためにお金を働かせる」と説いている。

雇い主からお金をもらうために朝から晩まで働くのは中流以下の人間のすることで、金持ちは自分のお金を自分で管理する立場を手に入れているということだ。

実際に金持ちは、自分が実際にその場にいなくてもお金を生み出してくれる、お金が自分のために働いてくれる“仕組み”を持っている。

世の中の大多数である中流以下の人間は、どのようにその仕組みを作り出せば良いのだろうか。

 

まずは、金持ちの働き方、考え方を知ることから始める。

  • 自分の頭を使って稼ぐ。
  • お金の力をコントロールする方法を学ぶ。
  • チャンスの見つけ方を学ぶ。
  • 自分で自分の考えを選ぶ。
  • 恐怖と欲望をコントロールする。
  • 自分の感情に正直に、自分のためになるように、心と感情を使う
  • 感情に反応して話さない。

 

特に大切なことは、感情をコントロールし、頭でモノを考える技術を身に付けることだ。

中流から抜け出せない人は欲望や恐怖といった感情によって意思決定をすることが多い。金持ちになりたければ、理性的に物事を捉えられるようになることが非常に重要なのだ。

お金の流れの読み方を学ぶ

金持ち父さんは「”資産”と”負債”の違いを理解することが大切だ」と言っている。

どうも金持ちが定義する資産と負債は、中流以下の定義と異なっているようだ。

金持ち父さん流「資産」と「負債」

資産 負債
私のポケットにお金を入れてくれる 私のポケットからお金を取っていく
  • 収入を生む不動産
  • 金融資産
  • 著作権、特許権・・・など
  • 持ち家
  • マイカー
  • カードローン・・・など

 

資産と負債の違いを理解してその流れを把握するためには、ファイナンシャル・リテラシー(会計の仕組み)を学ぶことが重要になってくる。

例えば、日本人の多くは“持ち家”を資産だと思い、それを取得するために頑張って働いているが、金持ち父さん流だと、持ち家はただの負債でしかない。これは、持ち家がお金を生み出さないからだ。

持ち家を購入すると次のような支出・損失が発生する。

  • ローンの金利支払い
  • 固定資産税の支払い
  • 維持費の支払い
  • 価値の値下がりによる損失
  • 投資に回せたお金の損失
    (持ち家を買わずに他の投資に回していたら資産が増えていたかもしれない)

 

中流以下の人々は負債を手に入れ、それを「資産だと思い込んでいるだけ」なのだ。

金持ちになりたかったら、資産と負債に対する価値観を金持ちと同じ考え方にシフトしていくことが大切だ。そして、資産を増やすことに集中し、負債は徹底的に排除していくのだ。

自分のビジネスをもつ

金持ち父さんは、経済的な安定を確保するなら「自分の“ビジネス”を持つ事が必要だ」と説いている。

ここでいうビジネスは“仕事”とは違う。仕事は収入を与えてはくれるが、それは「資産」ではない。前述したように、資産とは自分のポケットにお金を入れてくれるものである。

また、自分でビジネスを立ち上げるということは、「従業員」から「自営業者」になるという事ではない。

金持ち父さんは、自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス=資産にお金をつぎ込むべきだと言っている。今の仕事を続けながら資産を構築することがポイントとなる。

 

向いているビジネスとして、次のようなものが挙げられる。

  • 債権
  • 収入を生む不動産
  • 手形
  • 借用書
  • 音楽などの著作権
  • その他

 

これらの中から、自分の好きな資産を手に入れることが長く続ける秘訣となる。キヨサキ氏の場合は、株式や不動産に投資したり、不動産賃貸・売買をビジネスとして行っている。

自分のビジネスからの収入は、会社からの給与と違って上限が無い。本当の意味での遺産を増やし維持していくことが出来れば、余分な資産が生まれてくる。

贅沢品などは、その余分な資産からの収入で買うべきだ、というのが金持ち父さんの主張だ。

会社を作って節税する

金持ち父さんは、「税金は貧乏人のためのものだ」という考えを持っている。

「従業員」は源泉徴収されているため、自分がどれくらい税金を払っているか無頓着の人が多いが、一度給与明細をきちんとチェックしてみてほしい。

ビックリするほどたくさんの税金を払っていることを思い知るだろう。

どこの国も累進課税制を取っていて、高収入になればなるほど高い税金を払わされことになる。貧乏人とは言えない高給取りも税金を搾取されている。

しかし、真の金持ちは税金から資産を守っているのだ。

税金からビジネスを守るためには、賢くなって資産を増やすことに集中する必要がある。そのためにはファイナンシャルインテリジェンスを身に付けなければならない。

ファイナンシャルインテリジェンスの4つの要素

会計力

(数字を読む力)

財務諸表、B/S(貸借対照表、バランスシート)、P/L(損益計算書)を読んで理解する。
投資力

(戦略を立てる力)

投資とはお金がお金をつくる科学であり、お金持ちになりたければ投資力を高める。
市場の理解力

(チャンスを掴む力)

需要と供給の化学。

市場を理解する能力を高める。

法律力

(法律をうまく活用する力)

税金の優遇措置や保護に関して、精通する。

 

ファイナンシャルインテリジェンスが身に付くと、なぜ、会社を設立するべきかが分かってくる。会社を設立するとお金の流れが変わってくるからだ。

 

会社を持っていない普通の会社員の場合、次のような順番でお金が流れていく。

 ①稼ぐ → ②税金を払う → ③お金を使う

 

稼いで生活水準が上がるほど、税金を持っていかれ経済状態が悪くなるシステムだ。

しかし会社を設立すると、次のように変化する。

 ①稼ぐ → ②お金を使う → ③税金を払う

 

稼いだ中から会社(自分)に必要な物を購入し、最後に税金を払う。もちろん節税は法律の範囲内でのことだ。

金持ちはお金を作りだす

金持ち父さんは、「お金なんてものは存在しない。みんなが『これがお金だ』と同意しているだけだ」と説く。金持ちはお金を自分で作り出していると言うのだ。

これは、パッケージされた投資先に投資するのではなく、時代の流れに合わせて自分で投資対象を作っていくということを意味している。

お金を作り出すための基本となるものが、前述のファイナンシャルインテリジェンスで、これを磨くことによって、より多くの収入をもたらしてくれる「資産」を見つけていく。

 

金持父さんは、“企画力”“集客力”“セールス力”が大切だと説く。そのためには市場を“知っている事”が重要となる。

どの市場が今一番ホットなのか、そこは既に飽和状態ではないのか、どの分野がまだ開拓されていないのか、常にアンテナを張っておき、そこで有効な企画を立てていく。

市場に変化が生じたら、柔軟に投資先を変えていき、様々な選択肢を持ち続ける。このようにして投資対象を自分で作っていく。

 

また、優れた投資家は次の3つの能力を持っていると言う。

  • 他の人が見逃すチャンスを見つける技術
  • 資金を集める技術
  • 頭のいい人間を集めて組織する技術

 

これらの能力を伸ばしていくのは非常に大変なことではあるが、計り知れないほどのリターンをもたらしてくれるはずだ。

そして、お金儲けのゲームを心の底から楽しむこと。勝つこともあれば負けることもあるということを理解し、それでも度胸を持って挑戦していく。

事前にリスクを把握し、自分がやろうとしている事の先に何があるのか分かっているのであれば、それはギャンブルではない。損失も最小限に抑えることが出来るだろう。

お金のためではなく、学ぶために働く

金持ちはお金のために働かないと言ったが、金持ちだって資産を形成するまでは働いていたはずだ。

しかし金持と中流以下の人間では、働く目的が違う。金持ち父さんいわく、「金持ちは“学ぶため”に働く」のだ。

キヨサキ氏はまず、金持ちになるために最も大事な技術である、セールスとマーケティングの能力を学ぶべきだと説いている。金持になりたければ、たとえ給料が安くても、この2つの技術が身に付く職場で働くべきだ。

 

しかしそれは専門性を高める必要は無い。“広く浅く”知識を仕入れていけばよいと言っている。

一つの知識を得られたら、次に学ぶべきことのために職場を変える。職歴は短くなるが、長い目で見れば資産形成に必要な知識を総合的に学んでいることになる。

目先のお金のために働くよりも、明確な目的を持って技術を身につける事に注力している分、学習効率も高い。結果的には将来自分がやりたい事に最短でたどり着くことが出来るだろう。

実際に会社を経営することになれば、専門知識が必要となる場面も出てくるだろう。その時は、その道のスペシャリストに依頼すれば良いのだ。

過度な専門知識は却って多くのビジネスチャンスを潰してしまうことになりかねない。

 

成功している金持は“才能”があるからではない。様々な経験を通じて学んだことを活かしているだけなのだ。

 

金持ち父さん貧乏父さんの書籍自体は悪くない

ここまで『金持ち父さん貧乏父さん』の概要についてみてきたが、普通のビジネス書や自己啓発書と同じ類のものであり、書籍事態に特に問題はない。人によって共感できる部分もそうでない部分もあるはずだ。

金持ち父さんの言う事をそのまま実践して見ても良いが、そうすれば必ず金持ちになれるという保証はない。

実際にキヨサキ氏は、3回ほど破産しておりホームレス生活に追い込まれたこともある。

 

ただ、お金を増やしたいと思う人にとって、タイトルも含めて非常にとっつきやすい本であることは間違いない。投資の入門書と言っても良いだろう。

特に「金持ちになるためには偏差値の高い大学へ行き、福利厚生の整った大企業に就職すること」という貧乏父さんの教えを信じていた人たちにとっては、目から鱗が落ちるような内容だろう。

実はその部分に目を付けて、この本を悪用している団体がある。

 

【警告】ネットワークビジネスの勧誘バイブルになっている書籍である

『金持ち父さんと貧乏父さん』が、キヨサキ氏の思惑と全く違う分野で利用されている。

ネットワークビジネスだ。

この本は、不労所得や会社に依存しないなど、お金に関する価値観を180度ひっくり返すような過激な言葉が散りばめられている。

そのため、アムウェイなどのネットワークビジネスの勧誘や、キャッシュフローゲームと称したセミナーからの高額バックエンド商材の販売などに乱用されているのだ。

特にアムウェイの一部のグループはこの本を教材にしており、推薦書として何度も読むように指導しているようだ。

『金持ち父さん貧乏父さん』が17年の年月を経て、いまだにベストセラーの一覧に載っているのには、このようなカラクリもあったのだ。

マルチ商法のセールストークに使われるようになってからは、大学などでは新入生に対して、「『金持ち父さん貧乏父さん』の話が出てきたら気をつけろ!」と注意喚起しているし、実際に被害届も出ている。

 

ロバート・キヨサキ氏は、決してマルチの教祖ではないし、この本に導かれてビジネスを立ち上げ成功した人もたくさんいるだろう。

しかしこの本は、利用する者によって全く違う一面を持っている。そのことを心の隅に置き、盲信することは控えた方が良いだろう。

 

まとめ

ロバート・キヨサキ氏の著書、『金持ち父さん貧乏父さん』は世界中に翻訳された大ベストセラーだ。

友人の父である金持父さんと、主人公の父である貧乏父さんのお金に対する教育の違いを比較しながら、金持ちになるにはどのようなスタンスで臨むべきかを説いていく。

 

本の内容は、「従業員」「自営業者」などのようにお金のために働くのではなく、お金に働いてもらう「ビジネスオーナー」「投資家」を目指すべきだと説いたものであり、そのためにはどのように意識を変えていけばよいのかが、順を追って解説されている。

『金持ち父さん貧乏父さん』は普通のビジネス書や自己啓発本の類であり、内容に特に問題は無いと思われる。

 

しかし、そのユニークなタイトルや刺激的な言葉が、ネットワークビジネスに悪用されている。

特にアムウェイなどの一部のグループがこの本をバイブルとして崇めており、勧誘する際に執拗に読むことを勧めているようだ。

知人や友人に勧められた場合は、上記のことを踏まえたうえで、盲信しないよう注意してほしい。

 




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