みずほ銀行の青い看板は、今やどこの駅でも見ることができる。みずほ銀行はメガバンクの中でも全国展開をしている銀行のひとつだ。不動産融資を考えた際に、全国に支店があるのはとても心強い。

では、みずほ銀行の融資を考えた時には、どのようなことに注意したらいいのだろうか。ここではみずほ銀行のアパートローンの特徴や条件を知ることから始める。みずほ銀行を利用する際の注意点なども、一緒にまとめていく。

みずほ銀行の特徴とは?

みずほ銀行は「第一勧業銀行」、「富士銀行」、「日本興業銀行」が合併した銀行である。給与口座として利用している人も多く、住宅ローンなどの利用も活発に運用している。まさにメガバンクの典型ともいえる銀行といえるだろう。

みずほ銀行のアパートローンの特徴は、保証料・火災保険料など住宅取得に関係する諸費用も住宅ローンで1本に組み込めるシステムである。

通常では、諸費用はベルローンを組んだり、別に支払ったりするのだが、みずほ銀行に限っては、諸費用も必要資金と考えて融資を検討する傾向にある。

とはいえ、担保とする融資対象物件の価値を越えての融資が受けられるわけではない、実際は、どの程度の自己資金があるかによって、融資幅が変わってくるといえるだろう。

みずほ銀行アパートローンの融資条件とは?

みずほ銀行の融資条件はどうなっているだろうか。2017年度時点の詳細をまとめていく。

融資エリア 支店のあるエリア
利用できる方 借入時の年齢が満20歳以上であること
法人への融資 可能
評価方法 積算評価と収益還元評価
融資限度額 50万円以上5億円以内
融資期間 1年以上35年以内
融資金利 連動金利方式/固定金利選択方式/全期間固定金利方式
優遇措置 取引状況や自己資金の割合によってあり
返済方法 毎月元利均等返済

借入金額の50%までであれば、ボーナス月増額返済も可能

繰上返済 以下、金利方式によって手数料が必要となります。

連動金利方式…8,640円

その他条件変更手数料…8,640円

固定金利選択方式および全期間固定金利方式…繰上返済は原則として不可

保証人 事業継承見込みの法定相続人1名以上を連帯保証人とする(未成年不可)
担保 みずほ銀行が融資対象となる土地および建物に、借入金額の110%の金額にて第一順位の根抵当権を設定登記する
団信 不要

 

融資エリア

みずほ銀行の支店があるエリアであれば可能となる。みずほ銀行は宝くじを運営している関係で、北海道から沖縄まで全都道府県に支店がある。

よって、全国の物件に融資が可能ということだ。融資可能な銀行の中でも、融資エリアに融通が利くといって良いだろう。

利用できる人

融資を利用する為には、以下のすべての条件を満たす必要がある。

・借入時の年齢が満20歳以上であること
・安定した収入があり、前年度の年収が200万円以上であること

みずほ銀行は利用者の条件がそれほど厳しくないのも特徴である。

新設法人への融資可否

法人への融資も積極的に行っている。もちろん、新設法人への融資も可能である。個人と資産管理法人一体での審査が基準となる。

評価方法

評価は積算評価と収益還元評価を合わせた手段を取っている。評価は鑑定会社に出しているため、鑑定会社の判断次第となる。

経済的耐用年数40年をベースに評価を出すので、評価が出づらいのは事実である。他の銀行ではフルローン確実の物件でも、みずほ銀行では7割程度ということも少なくない。

そのくらい担保評価を厳しく行う銀行である。ただし、担保評価が条件を満たしていれば、フルローンも可能となる。

融資額の上限

融資額の上限は50万円以上5億円以内となっている。評価や物件の条件にもよるが、この範囲内で1万円単位で設定することができる。

多くの銀行が1億円までとしている中で、みずほ銀行の5億円まではかなり大きい。その分、上記した通り、評価が厳しいことを念頭におくべきである。

融資期間の上限

融資期間は建物の耐用年数内の中で上限が決まる。表向きには1年以上35年以内とされているが、最長でも30年といったところだ。また、選んだ金利方式によっても、多少異なる。

・固定金利選択方式:2年以上35年以内
・全期間固定金利方式:11年以上20年以内


融資金利

金利は申し込み時ではなく、実際に借入した日の金利が適用される。みずほ銀行の融資の際の金利は以下、3パターンから選ぶことができる。

・連動金利方式
・固定金利選択方式
・全期間固定金利方式


連動金利方式は、短期プライムレート連動長期貸出金利を基準として変更日の2週間後以降の最初に到来する約定返済日の翌日に決められる。また金利に変動があった場合は、新お借入金利・残存元本・残存期間に基づいて新しい返済金額に見直しを行う。

固定金利選択方式は、2年・3年・5年・10年・15年・20年の期間を選び、その期間中の固定金利となる。

固定金利適用期間終了時には連動金利方式または、固定金利選択方式のどちらかを選ぶことが可能だが、申し出がない場合は連動金利方式に切り替えられる。

全期間固定金利方式は、借入時の適用金利がローン期限まで適用される。借り入れ途中の適用金利の見直しや変更がない。

一定して同じ金利での支払いが可能となるが、場合によっては、他の金利方式よりも支払金額が多くなる可能性もある。

●みずほ銀行を利用する際の注意点

みずほ銀行は融資範囲が全国であり、融資額も5億円までと秀でている。できれば、みずほ銀行で融資をお願いしたいという不動産投資オーナーが多いのが事実だ。

しかし評価が厳しく、条件によってはフルローンが適わないリスクもあると言える。また、金利によっても損得が分かれるところだ。

みずほ銀行の金利は3パターンから選択ができる。変動・固定(期間あり)・固定(全期間)である。

どこを選ぶのが金利で損をしないのかを、見極める必要があり素人には難しいといえる。また、金利の切り替え時には、一定の手数料が発生する。これらをなるべく避けるためにも、新規借り入れの段階での金利方式の選択が鍵となる。

まとめ

みずほ銀行は個人にも法人にも積極的に融資を行う銀行である。
知名度も高く全国に支店があることから、都心以外での不動産投資にも強いといえる。

その反面、融資までの審査が厳しいことや、金利方式の選択によっては
多く支払うことになり、損をするという可能性も否めない。

資金に余裕があるのであれば、是非とも利用したい銀行だが
そうでない場合は、慎重に選択肢を考える必要があるだろう。




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