商工中金を御存じだろうか。あまり聞きなれない機関ではあるが、ここも金融機関のひとつである。

不動産投資を考えた時に、都市銀行と共に商工中金も候補に入れて考える人は多い。しかし、少し特殊な機関なだけに、どのような機関でどんな条件が必要なのかを知っておく必要がある。

ここでは商工中金から融資を受けるための条件や注意事項をまとめていく。

商工中金の特徴とは?

商工中金は政府と民間が共同で出資する金融機関である。政府系の機関だが、100%国が出資している日本政策金融公庫とは少し異なる。

本来、政府系の金融機関の多くは預金業務や為替業務を行わないのだが、商工中金は預金・為替・債券の発行など、地以上の銀行が行うサービスも実施している。

主に中小企業に対する金融サービスを充実させることを目的としていて、起業を考えている人、中小企業を支援して自立・成長を後押ししたいという考え方である。

そのため、中小企業向けに積極的に融資を行うのが特徴である。その分、条件も多く、商工中金で借入をするためには、商工中金に出資して、構成員になる必要がある。個人というよりも、法人や企業に対する融資に向いているという印象が強い。

商工中金の融資条件とは?

商工中金の融資条件はどうなっているだろうか。2017年度時点の詳細をまとめていく。

融資エリア 日本全国どこでも可能
利用できる方 商工中金が株主である中小企業と団体の構成員であること
法人への融資 可能だが、新設法人は難しい
評価方法 収益還元評価
融資限度額 最高で7億2000万円
融資期間 15年以内
融資金利 融資の期間や担保状況などにより決定
優遇措置 条件によって特別利息が適用される
返済方法 分割返済または、期限一時返済
繰上返済 不可
保証人 必要によって経営者の保証が必要
担保 融資の金額や期間などによっては必要
団信 不要


融資エリア

商工中金の融資エリアは全国といっていい。各都道府県に1店舗ずつ支店が設置されているため、エリアの広さは都市銀行以上である。融資不可能なエリアはないと言ってもよいだろう。融資エリアについては、特に心配することはない。

ただし、東京に住んでいる人が北海道の物件に融資を求める場合は審査が厳しくなる。なぜ東京の人が北海道なのか、それを商工中金に理解してもらう必要があるのだ。賃貸経営者の熱意や目的がきちんと説明できることが求められる。

利用できる人

商工中金は積極的に融資を行うことで知られているが、その多くが中小企業向けだといえる。商工中金で融資を受けるために大前提となっているのが、商工中金に出資して構成員になる必要があるという部分である。

新設法人への融資可否

法人への融資にも積極的だが、新設法人にとっては難しい部分がある。法人に対する利用条件の基本は、3期の実績があることが必須だからである。

中には3期なくても融資を受けていることもあるので、大切なのが融資後の明確なストーリーといえる。現実的なストーリーを持っていれば、受け入れてもらえる可能性が高まる。

評価方法

商工中金の評価は主に収益還元評価である。収益還元評価=事業として、収支が成り立つかを重要なポイントとしている。土地の価値があるから融資を求めるのは難しいと言える。商工中金の融資を受けるにはハードルが高いことも覚悟したい。

なぜなら、耐用年数にとても厳しいのである。例えば木造で築20年経過している物件の場合、

・耐用年数22年―経過年数20年=2年

結果、2年しか融資期間を見てくれないのである。これでは、成り立つ築古物件はないに等しいだろう。

商工中金での融資は「新築」「築浅」で考えるのが一般的である。

●融資額の上限

融資額の条件は最高で7億2000万円までの融資が可能である。
さすがにここまで多額の融資を受ける人はいないが、他の銀行に比べてダントツの上限額である。

ただ、気を付けたいのは融資期間が短いので返済計画間綿密に立てる必要がある。

融資期間の上限

商工中金の不動産融資は割と新しい物件ほど、審査を通りやすくなるが、それでも融資期間は最大で15年となっている。

言い換えればこの期間中に、経営が成り立つ返済比率を身に付けなければいけない。その為には持ち込む物件の利回りが高いことがポイントとなる。

融資金利

金利は融資の期間や担保の状況などによって変動するということなので、まずは商工中金の窓口に相談してほしい。

基本利率としては、1.3%~1.8%となっているが、金融情勢により変更がある。ハッキリとした情報がないので、まずクリアにしておきたい部分でもある。

商工中金を利用する際の注意点

商工中金は他の都市銀行とは融資の手順や条件が異なる面が見られる。その中でも特殊なのは、融資を受ける条件として、「商工中金に出資して構成員になる必要がある」という部分だ。

加入すべき団体を調べて、どの構成員になるのが良いのかという部分から考える必要がある。まず、ここをクリアしないと、先に進めないのは、難しい部分といえるだろう。本気で融資を考えるのであれば、個別に対策を練る必要がある。

特徴を掴めば、不動産投資を加速させるのに、大いに利用価値のある存在となる。

まとめ

商工中金は政府系の金融機関なので、通常の都市銀行などとは条件や手順が異なるので、事前に下調べが必要といえる。

主に中小企業向けの融資に力をいれているため個人で融資を利用したい場合は、明確な目的や熱意をしっかりと伝えることが必要である。よほど好条件で利回りの利く物件であり、上手く評価を得ることができればかなり心強い融資を受けることができる、金融機関である。




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