元利均等返済と元金均等返済の違いとは?

支払総額が少ない方を選べばお得だよね?

 

ローンを組む時、ほとんどの人が「元利均等返済」と呼ばれる返済方法を選んでいる。しかし金融機関によっては、「元金均等返済」という返済方法も選べる。

2つの返済方法にはどのような違いがあるのだろうか。

 

ここでは、元利均等返済と元金均等返済の実際の返済額を比較しながら、その特徴やメリット・デメリットについて解説していく。

返済方法は一度選択したら変更は出来ないので、ローンを組む前にしっかりと理解してほしい。

 

元利均等返済とは?

元利均等返済とは、毎月の返済金額が一定となる返済方法のことである。

元金と利息の合計額が同じ、つまり「元利」が均等になるように計算されている。返済額は一定だが、元金部分と利息部分の内訳は毎回異なっている。

メリット

金利が変わらない限り返済額が変わらないため、返済計画が立てやすい。

デメリット

返済当初は利息部分が多く、元金がなかなか減らない。

 

元金均等返済とは?

元金均等返済は、「元金部分」を返済期間で均等に割り、その上に残高に応じた「利息部分」を上乗せして支払う返済方法である。

残高が減るにつれて利息額も減っていくため、当初の返済額が最も高くなるように設定されており、年々返済額が減っていく。

メリット

元金の減少が速いため、元利均等返済よりも総返済額が少なくなる。

デメリット

当初の返済負担が重い。

 

元利均等返済と元金均等返済で損をするのはどっち?

 

元利均等返済と元金返済ではどちらが得なのだろうか。返済額を比較してみよう。

ケース1

借入金額:3,000万円、金利:1.5%、返済期間:30万円

元利均等返済 元金均等返済 差額(元利-元金
初回返済額 103,536円 120,833円 △17,297円
120回目 103,536円 108,438円 △4,902円
240回目 103,536円 95,938円 7,598円
利息総額 約727万円 約677万円 約50万円
総返済額 約3,727万円 約3,677万円 約50万円

 

返済当初の支払額は元利均等返済の方が17,000円以上も少なくて済むが、総返済額では元金均等返済の方が50万円もお得になる。

金利が高くなると、その差はどのように広がるだろうか。

ケース2

借入金:3,000万円、金利:3.0%、返済期間:30年

元利均等返済 元金均等返済 差額(元利-元金)
初回返済額 126,481円 158,333円 △31,852円
120回目 126,481円 133,542円 △7,061円
240回目 126,481円 108,542円 17,939円
利息総額 約1,553万円 約1,354万円 約199万円
総返済額 約4,553万円 約4,354万円 約199万円

 

同じ3,000万円の借入でも金利が倍になると、その差額はかなり大きくなる。総返済額が約200万円違うとなると、この差は見逃せないだろう。

しかしこの結果だけを見て、元金均等返済の方がお得だと言い切ることは出来ない。繰り上げ返済を考慮していないからだ。

ケース3

借入金:3,000万円、金利:3.0%、返済期間:30年

元利均等返済のみ繰り上げ返済した場合(5年後・10年後・15年後に200万円づつ)

繰り上げ返済をした後は、返済額はそのまま据え置いて返済期間を短くすることも可能だが、ここでは返済期間を30年のまま、毎月の返済金額を減らす方法を選択した。

元利均等返済 元金均等返済 差額(元利-元金)
初回返済額 126,481円 158,333円 △31,852円
120回目 105,905円 133,542円 △27,637円
240回目 92,093円 108,542円 △16,449円
利息総額 約1,354万円 約1,354万円 ±0万円
総返済額 約4,354万円 約4,354万円 ±0万円

 

上記のとおり、繰り上げ返済を上手に利用すれば、元利均等返済も元金均等返済と総額を同じにすることは可能だ。

元金均等返済との差額をプールしておき、家計に余裕のある時に一気に返済に回す、という手も使えるだろう。

ただしここでは、繰り上げ返済手数料を考慮していない。繰り上げ返済手数料は金融機関によって無料~数万円と様々なので注意する必要がある。

 

元利均等返済と元金均等返済の選び方とは?

元利均等返済を選ぶ人が多いのは、銀行がそれを勧めるからだ。銀行側からみると、1円でも金利を多く取れる元利均等返済の方がお得だ。

それなら債務者であるこちらは、総支払額の少ない元金均等返済を選んだ方がお得なのでは?と思うだろう。また金利上昇リスクを考えた場合も、元金の減りが早い元金均等返済の方が安心だ。

 

しかし上で見たとおり、総支払額の差は繰り上げ返済によって埋めることが可能だ。

大切なのは、20年、30年と長い返済期間をいかに快適に過ごすか、という事だろう。2つの返済方法のどちらかを選ぶ前に、自身のライフスタイルの変化を想像してみてほしい。

元利均等返済が向いている方

  • 自己資金にまだ余裕が無い
  • 今は収入が少ない
  • ローン返済当初と教育費などの出費が重なる
  • 子供が成長したら共働きになり、繰り上げ返済が可能になる

元金均等返済が向いている方

  • 財務バランスを重視している
  • 教育費などの出費は10年以上先の予定
  • 年収が高く、返済比率が多少高くなっても余裕がある
  • 10年後くらいに共働きをやめる予定

 

30年間、家計収支が一定と言う事はあり得ないだろう。

今後一番お金が必要な時期はいつなのか、その時の返済額は家計収支と釣り合うのかなど、様々な視点から、無理の無い方法を選ぶことが重要となる。

返済方法は一度選択したら変更はできない。失敗しない為にも、両者のメリット・デメリットを理解して賢い選択をしてほしい。

 

まとめ

元利均等返済と元金均等返済の違いは次の通り。

元利均等返済 元金均等返済
特徴 元金と利息の合計額が一定 元金を返済期間で均等割りし、
金利は上乗せされる
メリット ・毎月の支払額が一定のため、長期の返済計画が立てやすい
・返済当初の返済額が、元金均等返済よりも抑えられる
・総返済額が元利均等返済よりも少ない

・期間の経過に伴い元金が減るため、月々の返済負担が軽くなっていく

メリット ・総返済額が元金均等返済よりも高くなる

・返済当初は元金がなかなか減らない

・返済当初の月々の返済額が高い

 

支払総額や金利上昇リスクを考えると、元金均等返済の方が得だと言えるが、支払総額の差は、繰り上げ返済を上手に利用すれば埋めることは可能だ。

どちらを選択すべきかは、今後のライフスタイルの変化を見極めながら選ぶことが重要となる。家計収支がバランスを崩してしまったら、元も子も無くなるからだ。

今後収入はどのように変化するのか、将来のどの時点で出費がかさむのか、ローンを組む前にじっくりと検討してほしい。




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